睡眠障害から考える、精神病患者の服薬傾向
こんにちは、ねむり猫です。
わたしは躁うつ病を持っているのですが、病気のせいで睡眠にも波があります。
もちろんお薬を飲まないと眠れないので、今は寝る前に合計14錠の薬を飲んでいます。
それでも眠れない時は眠れない。
そんな眠れないわたしが、睡眠と薬という観点から、わたしなりに気づいたポイントを今日はお話したいと思います。
眠れないからと増やした薬が裏目にでる?
わたしは眠れない日が数日続いた時、前まではお薬を増量していました。
増量といっても、頓服を2錠とか、そんな程度です。
でも最近、そうやって眠った日の翌日はもっと眠れなくなることに気づきました。
どういうことかというと、お薬を増やすと熟睡度が高まるようで、もちろんよく眠れてスッキリします。
でもその翌日の夜が、原因不明なのですが眠れなくなるのです。
わたしは眠れすぎてしまっていつもの睡眠バランスが崩れるせいかと思っています。
そしてここで生じる問題が、眠れないとまたお薬を増やしたくなる、ということです。
お薬を増やしたことで一時的に眠れているうちはいいのですが、増えた量に体も慣れるので、段々同じ量の薬で眠れなくなります。
そうするとまたお薬を増やす…こうしてどんどん薬の量が増えていくのではないかと、わたしは思っています。
これこそ病気が一生治らないからくりなのでは?
最近お薬に関する取り決めも厳しくなっていて、「同じ作用の薬は何種類までしか出せない」といった決まりができたようです。
わたしは一時自己判断で断薬していたせいで(みなさんは真似しないでくださいね)、一気に薬の量を減らせたのであまり問題はありませんでしたが、病歴の長い方で薬に依存していた方などは、お薬を減らすのに主治医と一緒に頭を抱えているようです。
精神科系の病気は薬がどんどん増える傾向にあります。
薬を多く飲んでいる方が「なんか立派な患者さん」みたいなステータスの意識すらあるので、患者さん同士で「わたしはこれ飲んでる」「あれも、これも」みたいな会話が出てくることも精神病患者あるあるです。
そうやってやたらとお薬に詳しくなっていきます。
お薬で症状を安定させることはもちろん大事ですが、薬に振り回される人生にならないように、主治医によく相談して、自分でもしっかり管理していきましょう。
お薬は頭の働きを鈍らせます。仕事をしている方はもちろん、今日の思い出をしっかり頭に留めておくためにも、薬は少ないに越したことはありません。
みなさんの症状が少しでも良くなることを祈りつつ…
今日もお読みいただきありがとうございました。